アンコールはリビングで
私はもう一度、彼の胸に耳をピタリと当てた。
「……何万人の前で歌う神様になっても、ここで聞こえる心音は、あの頃の湊のままだね」
「……当たり前だろ。俺の根っこは、凪が見つけてくれたあの非常階段から何も変わってねぇよ」
「デビュー曲の『Blueprint』……今聴くとすげぇ、あの頃ならではの若さとか青さを感じるわ。……恥ずかしいくらい真っ直ぐで」
「そんなことないよ。あの曲があったから、今の湊がいるんだもん。……これからも、湊の歌う曲が、たくさん世界に届くといいな」
「……届けるよ。凪が一番近くで聴いててくれるなら、どこまでだって行ける気がする」
湊は優しく私の髪を撫で、おでこに温かいキスを落とした。
お互いにつけ合った、プラチナの印。
お揃いのリカバリーウェア。
そして、私を包み込む彼自身の大きな体温。
すべてが満たされた、穏やかで静かな夜。
湊のデビューからの四年間。
そして、これからの未来。
語り尽くせない二人の軌跡は、優しい夜の静寂に溶け込み、夜明けまで尽きることはなかった。
「……何万人の前で歌う神様になっても、ここで聞こえる心音は、あの頃の湊のままだね」
「……当たり前だろ。俺の根っこは、凪が見つけてくれたあの非常階段から何も変わってねぇよ」
「デビュー曲の『Blueprint』……今聴くとすげぇ、あの頃ならではの若さとか青さを感じるわ。……恥ずかしいくらい真っ直ぐで」
「そんなことないよ。あの曲があったから、今の湊がいるんだもん。……これからも、湊の歌う曲が、たくさん世界に届くといいな」
「……届けるよ。凪が一番近くで聴いててくれるなら、どこまでだって行ける気がする」
湊は優しく私の髪を撫で、おでこに温かいキスを落とした。
お互いにつけ合った、プラチナの印。
お揃いのリカバリーウェア。
そして、私を包み込む彼自身の大きな体温。
すべてが満たされた、穏やかで静かな夜。
湊のデビューからの四年間。
そして、これからの未来。
語り尽くせない二人の軌跡は、優しい夜の静寂に溶け込み、夜明けまで尽きることはなかった。