アンコールはリビングで
48 本当のアンコールは、この場所で
1. 帰りの電車と、最高の夜の答え合わせ
ガタン、ゴトンと、規則的な音を立てて夜の電車が揺れる。
窓の外を流れる東京の夜景をぼんやりと眺めながら、私は手元のスマホの画面をスクロールしていた。
私の耳の奥には、ドームを出てから随分と経つというのに、いまだに五万人の地鳴りのような歓声と、彼が歌った『Sanctuary』の優しくて壮大な残響がこびりついて離れない。
スマホの画面の中では、SNSのタイムラインが凄まじい勢いで更新され続けていた。
『早瀬湊、東京ドームツアーファイナル! マジで伝説の夜だった!』
『セトリも歌唱力も演出も、全部が規格外。完全に神様だった……!』
『最後のSanctuaryで号泣。湊くん、最高の音楽をありがとう!!』
次から次へと流れてくる、彼を称賛するお祭り騒ぎのような言葉たち。
ニュースサイトの速報記事には、ミッドナイトブルーの照明の中で、ギターを片手に天を仰ぐ彼の、神々しいまでの写真がアップされていた。
ガタン、ゴトンと、規則的な音を立てて夜の電車が揺れる。
窓の外を流れる東京の夜景をぼんやりと眺めながら、私は手元のスマホの画面をスクロールしていた。
私の耳の奥には、ドームを出てから随分と経つというのに、いまだに五万人の地鳴りのような歓声と、彼が歌った『Sanctuary』の優しくて壮大な残響がこびりついて離れない。
スマホの画面の中では、SNSのタイムラインが凄まじい勢いで更新され続けていた。
『早瀬湊、東京ドームツアーファイナル! マジで伝説の夜だった!』
『セトリも歌唱力も演出も、全部が規格外。完全に神様だった……!』
『最後のSanctuaryで号泣。湊くん、最高の音楽をありがとう!!』
次から次へと流れてくる、彼を称賛するお祭り騒ぎのような言葉たち。
ニュースサイトの速報記事には、ミッドナイトブルーの照明の中で、ギターを片手に天を仰ぐ彼の、神々しいまでの写真がアップされていた。