アンコールはリビングで
3. 突然の報告

「……凪、今から言うことびっくりしないでね」

アイスティーのグラスを握りしめたまま、理紗が一つ深呼吸をした。

そして、周りのテーブルのお客さんに聞こえないように、グッと身を乗り出して小声で告げた。

「えっと……彼からプロポーズされて、OKして。……結婚することになったの……!」

「……えっ!?」

私は思わず変な声を出してしまい、慌てて両手で口を覆った。

「え……! えーっ!? 理紗、おめでとう!! っていうか、驚かないの無理じゃない!?」

「で、でしょー……。自分でもまだちょっと、フワフワしてて」

照れくさそうに笑う理紗の顔を見て、私は脳内の情報を必死に処理した。

えっと、お相手って。

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