幼なじみは不滅です!
特別な存在……?
誰のことだろう……?
不思議に思っていると、給食当番の人たちが食器を集めて、給食室へと戻しに行った。
給食を食べ終わると、待ちに待った昼休みだ。
「隼人、外に行こうぜー」
「おう!」
隼人がクラスの男の子たちとともに、勢いよく校庭へと飛び出していく。
他のクラスメイトたちも、ガヤガヤと廊下に出ていった。
いつの間にか、気がつくと、教室はがらんとしていた。
クラスメイトたちはほとんど、校庭に遊びに出たり、別の場所に行ったりしているらしい。
窓から差し込む昼下がりの光の向こうでは、校庭の賑わいが聞こえてくる。
「こはる、遅くなってごめん」
あたしが自分の席に戻ると、瞬くんが慌てて教室に入ってきた。
瞬くんは先程まで廊下で、クラスの女の子たちに囲まれていたんだよね。
ふと、授業中のやり取りを思い出す。
『どこかに消しゴムが落ちているのかもしれない。お昼休み、消しゴムを探してみよう』
もしかして、あの約束のために戻ってきてくれたのかな。
もし、そうならすごく嬉しい。
「ねえ、岩内さん。緒方くんと佐倉くんと幼なじみなんだって」
「えー、なにそれ! 岩内さん、うらやましい!」
「やっぱり、わたしも解決係になれば良かった」
だけど、廊下にいる女の子たちが向けてくる視線が……とても痛い。
もしかして、解決係の話し合いってことになっているのかな。
そう思っていると、瞬くんは改めて、切り出した。
「もしかして、何かが分かったの?」
「……うん。実は消しゴムの満足度が上がったことで、机の声がしばらくの間、聞こえるようになったの」
あたしの説明に、瞬くんはぽかんとする。
「それってスキル?」
「うん。机たちの話によると、消しゴムの持ち主は……」
あたしは瞬くんに、机たちから教えてもらった持ち主を伝える。
「佐渡さん?」
「うん。凛花ちゃんが落とした消しゴムだったみたい」
あたしの説明に、瞬くんは目をまたたかせた。
佐渡凛花ちゃん。
五年生になったばかりの頃に、福岡から転校してきた仲良しの友達。
ふわふわのポニーテールの髪で、明るくてサバサバした女の子なんだ。
「よし。そうと分かったら、消しゴム、絶対に見つけないと!」
あたしは握りこぶしを作って気合いを入れる。
やる気満々。
だって、消しゴムの持ち主が、凛花ちゃんだと分かったんだもん!
凛花ちゃんは大人になっても、ずっと一緒にいたいと思える、大切な友達!
絶対に見つけなくちゃ!
あたしは瞬くんと手分けして、消しゴムを探す。
誰のことだろう……?
不思議に思っていると、給食当番の人たちが食器を集めて、給食室へと戻しに行った。
給食を食べ終わると、待ちに待った昼休みだ。
「隼人、外に行こうぜー」
「おう!」
隼人がクラスの男の子たちとともに、勢いよく校庭へと飛び出していく。
他のクラスメイトたちも、ガヤガヤと廊下に出ていった。
いつの間にか、気がつくと、教室はがらんとしていた。
クラスメイトたちはほとんど、校庭に遊びに出たり、別の場所に行ったりしているらしい。
窓から差し込む昼下がりの光の向こうでは、校庭の賑わいが聞こえてくる。
「こはる、遅くなってごめん」
あたしが自分の席に戻ると、瞬くんが慌てて教室に入ってきた。
瞬くんは先程まで廊下で、クラスの女の子たちに囲まれていたんだよね。
ふと、授業中のやり取りを思い出す。
『どこかに消しゴムが落ちているのかもしれない。お昼休み、消しゴムを探してみよう』
もしかして、あの約束のために戻ってきてくれたのかな。
もし、そうならすごく嬉しい。
「ねえ、岩内さん。緒方くんと佐倉くんと幼なじみなんだって」
「えー、なにそれ! 岩内さん、うらやましい!」
「やっぱり、わたしも解決係になれば良かった」
だけど、廊下にいる女の子たちが向けてくる視線が……とても痛い。
もしかして、解決係の話し合いってことになっているのかな。
そう思っていると、瞬くんは改めて、切り出した。
「もしかして、何かが分かったの?」
「……うん。実は消しゴムの満足度が上がったことで、机の声がしばらくの間、聞こえるようになったの」
あたしの説明に、瞬くんはぽかんとする。
「それってスキル?」
「うん。机たちの話によると、消しゴムの持ち主は……」
あたしは瞬くんに、机たちから教えてもらった持ち主を伝える。
「佐渡さん?」
「うん。凛花ちゃんが落とした消しゴムだったみたい」
あたしの説明に、瞬くんは目をまたたかせた。
佐渡凛花ちゃん。
五年生になったばかりの頃に、福岡から転校してきた仲良しの友達。
ふわふわのポニーテールの髪で、明るくてサバサバした女の子なんだ。
「よし。そうと分かったら、消しゴム、絶対に見つけないと!」
あたしは握りこぶしを作って気合いを入れる。
やる気満々。
だって、消しゴムの持ち主が、凛花ちゃんだと分かったんだもん!
凛花ちゃんは大人になっても、ずっと一緒にいたいと思える、大切な友達!
絶対に見つけなくちゃ!
あたしは瞬くんと手分けして、消しゴムを探す。