幼なじみは不滅です!


アルバムさんたちから、アドバイスをもらった数日後。
あたしは近くの神社の鳥居をくぐっていた。

「こはる。神様が、どんな願いでもかなえてくれるってすごいね」

あたしの隣には、瞬くんもいる。
解決係で話し合った結果、今日、三人で神社に行くことにしたんだ。
それに今日は土曜日だから、学校はお休み。
時間はたっぷりある。
だったら、行動あるのみ!!
こぶしをにぎりしめて、意気込んでいたけれど。

「あれ? そういえば、隼人は?」

肝心の隼人の姿が見当たらないことに気づいた。
きょろきょろと辺りを見回していると、瞬くんは言いにくそうにつぶやいた。

「それが……隼人、やっぱり、早起きは無理だったみたい」
「あ……」

瞬くんのその言葉だけで、あたしは全てを察した。

「そっか……。隼人、本当に夢から覚められなくなってるんだね」

あたしの胸を、小さな焦りと不安がかすめる。

「うん。だからこそ、僕たち二人でお願いしよう。……行こう、こはる!」
「うん……」

瞬くんが自然にあたしの手を取った。
その瞬間、ドキリと心臓が跳ねる。
あたし、やっぱり、瞬くんと離れたくないんだ。
止めても止めても、思いがあふれてきてしまう。
こんな気持ちのままじゃ、隼人を悲しませるだけだというのに。
今回の目的は、隼人が朝早く起きれる方法を探すこと。
元々、隼人は早起きが苦手だったけれど、今は能力の影響で、ますます起きれなくなっているみたい。
神社はいつものように、何人かの参拝客がいる。
お参りの列に並んで数分後。
あたしたちは、前の人が横に移動するのと同時に、一歩前に歩み出た。
おさいせんを投げ入れると、鈴を鳴らして二度礼。
そして、柏手を二度打って、あたしは目を閉じた。

(神様、お願いします。これからも、隼人と瞬くんと一緒にいたいです)

心の底からの大切な願い事。
あたしは、神様にそんな率直な祈りをした。

(どうか、隼人の悩みを解決するための力を貸してください)

同じように、隼人の悩みが解決することを切に願う。
ゆっくりと目を開けると、隣の瞬くんも静かに手を合わせたままだった。
あたしたちはもう一度、ぺこりと頭を下げて、おさいせん箱の前から移動した。
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