幼なじみは不滅です!
*
お参りが終わったら、やる気満々でおみくじコーナーへ。
(あとは、大吉を引くだけだ)
料金箱にお金を入れて、六角形の筒をガチャガチャと回す。
ひっくり返して、出てきた番号は『15』。
あたしはその番号と同じ棚から、くじを一枚、受け取る。
折りたたまれたくじを開いてみると。
大凶。
(…………え?)
目に飛び込んできた、不穏な文字に息が止まる。
大吉じゃなくて、大凶……?
えええええっーー!?
(こ、これじゃ、神様にお願い事をかなえてもらえないよーー!?)
何度、まばたきを繰り返しても、その文字が変わることはなかった。
大凶……。
よりにもよって、今日に限って……!
ショックを受けて呆然としていると、瞬くんがすぐに気づいてくれた。
「……こはる。もしかして、よくない運勢だった?」
「……うん、大凶だった……」
正直に打ち明けると、瞬くんは優しい笑みを浮かべて言った。
「心配しなくても大丈夫だよ。大凶は、大きな強運につながるんだ」
「えっ? そうなんだ」
それを聞いて、あたしは少しほっとする。
「大凶は順位としては悪いけれど、これから運勢が上がっていくことを示している。それに大凶は、逆方向に転じやすい。その反対の運勢になりやすいんだ」
「それって、大凶が大吉に変わることもあるってこと?」
瞬くんの説明を聞いて、あたしはおそるおそる、おみくじに目を落とした。
『大凶のおみくじ、レベル1。運の良さ度0.01』
うーん。
おみくじのステータス、運の良さが0.01って……。
そこで、はたと気がついた。
「……あ! もしかして、ステータスが見える能力で、『大凶のおみくじ』を『大吉のおみくじ』に変えたら、お願い事がかなうのかもしれない!」
「確かに、その可能性は高いね」
あたしの言葉に、瞬くんはうなずいた。
「だったら、おみくじの運の良さを100にして、大吉のおみくじを手に入れなくちゃ!」
新たな目標を前に、あたしはぐっとこぶしをにぎりしめた。
「目覚まし時計さんが言っていた、『大吉を手に入れる』って、こういうことだったんだ」
そう考えると、目覚まし時計さんが話してくれた伝説にも説明がつく。
お願い事をかなえてもらうためには、その分だけの努力が必要だったんだ。
「『千里の道も一歩から』だね」
瞬くんはそう言って、話を前に進める。
「それって、ことわざ?」
「うん。大きなことを成しとげるには、身近なことから、きちんと始めていくことが大切であるというたとえだよ」
「身近なこと……」
あたしがきょとんとしていると、瞬くんは付け足して説明してくれた。
お参りが終わったら、やる気満々でおみくじコーナーへ。
(あとは、大吉を引くだけだ)
料金箱にお金を入れて、六角形の筒をガチャガチャと回す。
ひっくり返して、出てきた番号は『15』。
あたしはその番号と同じ棚から、くじを一枚、受け取る。
折りたたまれたくじを開いてみると。
大凶。
(…………え?)
目に飛び込んできた、不穏な文字に息が止まる。
大吉じゃなくて、大凶……?
えええええっーー!?
(こ、これじゃ、神様にお願い事をかなえてもらえないよーー!?)
何度、まばたきを繰り返しても、その文字が変わることはなかった。
大凶……。
よりにもよって、今日に限って……!
ショックを受けて呆然としていると、瞬くんがすぐに気づいてくれた。
「……こはる。もしかして、よくない運勢だった?」
「……うん、大凶だった……」
正直に打ち明けると、瞬くんは優しい笑みを浮かべて言った。
「心配しなくても大丈夫だよ。大凶は、大きな強運につながるんだ」
「えっ? そうなんだ」
それを聞いて、あたしは少しほっとする。
「大凶は順位としては悪いけれど、これから運勢が上がっていくことを示している。それに大凶は、逆方向に転じやすい。その反対の運勢になりやすいんだ」
「それって、大凶が大吉に変わることもあるってこと?」
瞬くんの説明を聞いて、あたしはおそるおそる、おみくじに目を落とした。
『大凶のおみくじ、レベル1。運の良さ度0.01』
うーん。
おみくじのステータス、運の良さが0.01って……。
そこで、はたと気がついた。
「……あ! もしかして、ステータスが見える能力で、『大凶のおみくじ』を『大吉のおみくじ』に変えたら、お願い事がかなうのかもしれない!」
「確かに、その可能性は高いね」
あたしの言葉に、瞬くんはうなずいた。
「だったら、おみくじの運の良さを100にして、大吉のおみくじを手に入れなくちゃ!」
新たな目標を前に、あたしはぐっとこぶしをにぎりしめた。
「目覚まし時計さんが言っていた、『大吉を手に入れる』って、こういうことだったんだ」
そう考えると、目覚まし時計さんが話してくれた伝説にも説明がつく。
お願い事をかなえてもらうためには、その分だけの努力が必要だったんだ。
「『千里の道も一歩から』だね」
瞬くんはそう言って、話を前に進める。
「それって、ことわざ?」
「うん。大きなことを成しとげるには、身近なことから、きちんと始めていくことが大切であるというたとえだよ」
「身近なこと……」
あたしがきょとんとしていると、瞬くんは付け足して説明してくれた。