幼なじみは不滅です!
*
それからしばらく経った日曜日。
あたしはリュックを背負って神社に向かった。
おいしいものをたくさん食べて、嫌がらせも止まった。
運気が上がる方法も、とにかく机にかじりつくようにがんばった。
この調子なら、運気はだいぶ上がっているはずだ。
それなのに……この言い知れない胸騒ぎは何だろう。
あたしは隼人の悩み事を思い出す。
とても重大で、気がかりな問題。
『瞬になる夢を見始めてから、なかなか起きれなくなった』
そのことがずっと、胸にひっかかったままだった。
もし、このまま、隼人が起きれなくなったら、
どうなってしまうのだろう……。
ずっと眠ったままなのかな。
そんなの嫌だよ!
嫌な予感を振り払うように、小走りで目的地に向かう。
「隼人と瞬くんは……?」
神社にたどり着くと、あたしは辺りをきょろきょろと見回す。
この神社の社務所の横にある、おみくじコーナーで、隼人たちと待ち合わせしているんだけど。
まだ、来ていないのか、どこにも見当たらなかった。
その時ーー。
『ふっ、やりますわね。獅子様。さすがわたくしのライバルですわ』
『狛犬殿。そなたは、いつもわしを熱くさせる』
突然、聞こえてきた声に、あたしははっと目を見開く。
視線を向けた先に、ライオンのような獣の石像が二体あったからだ。
『獅子、レベル12。カレーライス大好き同盟度90』
『狛犬、レベル12。カレーライス大好き同盟度90』
不思議な雰囲気の石像に、目が釘付けになる。
それにしても、カレーライス大好き同盟って!?
そう思った途端、リュックからアルバムさんが飛び出した。
『こはる様、ステータス豆知識です。獅子様と狛犬様は、神様の使い。この神社の神様を守っています』
アルバムさんがふわふわと浮かびながら、こほんと咳払いして説明する。
「神様の使い!?」
あたしはびっくりした。
だって、思いもよらない言葉だったからだ。
『獅子様と狛犬様のステータスが見えているということはおそらく、おみくじの運気は100になっています』
「そうなんだ」
あたしは探るような目を、おみくじ掛けがある方向に向ける。
『しかし、最後の試練が待ち構えています』
「最後の試練って?」
アルバムさんが本題に入ろうとしたその時、焦った声が聞こえてきた。
「こはる!」
「瞬くん!」
振り返ると、瞬くんが息を切らして、こちらに駆け寄ってくる。
だが、どこにも隼人の姿が見当たらない。
ざわざわと胸騒ぎがした。
それからしばらく経った日曜日。
あたしはリュックを背負って神社に向かった。
おいしいものをたくさん食べて、嫌がらせも止まった。
運気が上がる方法も、とにかく机にかじりつくようにがんばった。
この調子なら、運気はだいぶ上がっているはずだ。
それなのに……この言い知れない胸騒ぎは何だろう。
あたしは隼人の悩み事を思い出す。
とても重大で、気がかりな問題。
『瞬になる夢を見始めてから、なかなか起きれなくなった』
そのことがずっと、胸にひっかかったままだった。
もし、このまま、隼人が起きれなくなったら、
どうなってしまうのだろう……。
ずっと眠ったままなのかな。
そんなの嫌だよ!
嫌な予感を振り払うように、小走りで目的地に向かう。
「隼人と瞬くんは……?」
神社にたどり着くと、あたしは辺りをきょろきょろと見回す。
この神社の社務所の横にある、おみくじコーナーで、隼人たちと待ち合わせしているんだけど。
まだ、来ていないのか、どこにも見当たらなかった。
その時ーー。
『ふっ、やりますわね。獅子様。さすがわたくしのライバルですわ』
『狛犬殿。そなたは、いつもわしを熱くさせる』
突然、聞こえてきた声に、あたしははっと目を見開く。
視線を向けた先に、ライオンのような獣の石像が二体あったからだ。
『獅子、レベル12。カレーライス大好き同盟度90』
『狛犬、レベル12。カレーライス大好き同盟度90』
不思議な雰囲気の石像に、目が釘付けになる。
それにしても、カレーライス大好き同盟って!?
そう思った途端、リュックからアルバムさんが飛び出した。
『こはる様、ステータス豆知識です。獅子様と狛犬様は、神様の使い。この神社の神様を守っています』
アルバムさんがふわふわと浮かびながら、こほんと咳払いして説明する。
「神様の使い!?」
あたしはびっくりした。
だって、思いもよらない言葉だったからだ。
『獅子様と狛犬様のステータスが見えているということはおそらく、おみくじの運気は100になっています』
「そうなんだ」
あたしは探るような目を、おみくじ掛けがある方向に向ける。
『しかし、最後の試練が待ち構えています』
「最後の試練って?」
アルバムさんが本題に入ろうとしたその時、焦った声が聞こえてきた。
「こはる!」
「瞬くん!」
振り返ると、瞬くんが息を切らして、こちらに駆け寄ってくる。
だが、どこにも隼人の姿が見当たらない。
ざわざわと胸騒ぎがした。