幼なじみは不滅です!
「そんなことより、瞬、俺の時間が必要なんだろう。好きなだけ、持っていけよ!」
「なっ……!」
突然の断言に、瞬くんは呆気にとられる。
言葉が空回りしつつも、隼人は必死にこぶしを突き上げて言った。
「その代わり、勝手に消えようとするなよ! もう二度と、こはるを泣かせるな!」
「隼人……」
「約束しろよ。絶対に消えるな、消えるなよ! 消えたら……もう、おまえがいなくなった時間は二度と戻ってこないんだ!」
隼人の言いたいことが分かったのだろう。
多くを語るまでもなく、瞬くんの笑みはとめどなくこぼれた。
「……うん。隼人、ありがとう」
瞬くんは噛みしめるようにうなずく。
亡くなったはずの瞬くんが転校してきた日。
あの時は、考えもしなかった。
未来は可能性に溢れている。
それを聞いても多分、実際に思い浮かべるのは不可能だっただろう。
転校してきた瞬くんが、本物の瞬くんだったなんて……!
そう思うと、あたしは小さく、瞬くんに微笑みを傾けずにはいられなかった。
大切な幼なじみの一人。
こんなふうに再会するなんて思わなかった。
変わっていなかった。
偽物なんかじゃなかった。
また、あの優しい瞬くんに会えて、本当に嬉しかった。
でもーー瞬くんはいつ消えるかも分からない。
『来年も、三人そろって過ごそうね』
遠いささやかな約束は、今ならば簡単に果たせるかも知れない。
だけど、このまま、何もしなかったら、もう二度と果たすことは叶わないかも知れない。
しかし――その時は、確かに叶えるつもりで約束したものなんだ。
だからお願い、神様!
ずっと、瞬くんのそばにいさせてほしい!
どうか、この願いに奇跡の光を!
瞬くんと歩む未来が見たいから。
その幸せがほしい。
瞬くんと再会したのは、ひとときの夢ではなく、奇跡の始まりなのだと信じたいから。
もう、現実から逃げたくない!
だから、あたしは自分の気持ちに誇りを持って、全力で未来に向かっていくんだ!
覚悟を決めていたら、新たなメッセージが表示された。
『運命の選択のスキルを覚えました』
運命の選択のスキル?
もしかして、大吉のおみくじさんの満足度がアップしたから、新たなスキルを覚えたのかな?
あたしが指を動かすと、スキルの説明がふわりと浮かんだ。
『運命の選択。効果、未来をつかむための奇跡が起きます』
そのメッセージに一層、胸が高鳴るのを感じた。
運命の選択をした日。
三人で生きると決めた日を、大吉のおみくじさんが祝福していると分かったから。
「もちろん、あたしたちは奇跡を選ぶよ。未来をつかむために!」
あたしは涙を堪えて、空を見上げた。
空は、ちゃんと受け止めてくれる。
あたしたちの願いをーー。
そして、これから進む、新たな未来をーー。
「これからも、隼人と瞬くんと一緒にいたいから!」
大吉のおみくじさんは、あたしたちの願いを祝福するようにキラキラとまぶしく輝いていた。
「なっ……!」
突然の断言に、瞬くんは呆気にとられる。
言葉が空回りしつつも、隼人は必死にこぶしを突き上げて言った。
「その代わり、勝手に消えようとするなよ! もう二度と、こはるを泣かせるな!」
「隼人……」
「約束しろよ。絶対に消えるな、消えるなよ! 消えたら……もう、おまえがいなくなった時間は二度と戻ってこないんだ!」
隼人の言いたいことが分かったのだろう。
多くを語るまでもなく、瞬くんの笑みはとめどなくこぼれた。
「……うん。隼人、ありがとう」
瞬くんは噛みしめるようにうなずく。
亡くなったはずの瞬くんが転校してきた日。
あの時は、考えもしなかった。
未来は可能性に溢れている。
それを聞いても多分、実際に思い浮かべるのは不可能だっただろう。
転校してきた瞬くんが、本物の瞬くんだったなんて……!
そう思うと、あたしは小さく、瞬くんに微笑みを傾けずにはいられなかった。
大切な幼なじみの一人。
こんなふうに再会するなんて思わなかった。
変わっていなかった。
偽物なんかじゃなかった。
また、あの優しい瞬くんに会えて、本当に嬉しかった。
でもーー瞬くんはいつ消えるかも分からない。
『来年も、三人そろって過ごそうね』
遠いささやかな約束は、今ならば簡単に果たせるかも知れない。
だけど、このまま、何もしなかったら、もう二度と果たすことは叶わないかも知れない。
しかし――その時は、確かに叶えるつもりで約束したものなんだ。
だからお願い、神様!
ずっと、瞬くんのそばにいさせてほしい!
どうか、この願いに奇跡の光を!
瞬くんと歩む未来が見たいから。
その幸せがほしい。
瞬くんと再会したのは、ひとときの夢ではなく、奇跡の始まりなのだと信じたいから。
もう、現実から逃げたくない!
だから、あたしは自分の気持ちに誇りを持って、全力で未来に向かっていくんだ!
覚悟を決めていたら、新たなメッセージが表示された。
『運命の選択のスキルを覚えました』
運命の選択のスキル?
もしかして、大吉のおみくじさんの満足度がアップしたから、新たなスキルを覚えたのかな?
あたしが指を動かすと、スキルの説明がふわりと浮かんだ。
『運命の選択。効果、未来をつかむための奇跡が起きます』
そのメッセージに一層、胸が高鳴るのを感じた。
運命の選択をした日。
三人で生きると決めた日を、大吉のおみくじさんが祝福していると分かったから。
「もちろん、あたしたちは奇跡を選ぶよ。未来をつかむために!」
あたしは涙を堪えて、空を見上げた。
空は、ちゃんと受け止めてくれる。
あたしたちの願いをーー。
そして、これから進む、新たな未来をーー。
「これからも、隼人と瞬くんと一緒にいたいから!」
大吉のおみくじさんは、あたしたちの願いを祝福するようにキラキラとまぶしく輝いていた。