獰猛な竜騎士と草食系悪役令嬢
けれど、確かに王城の中で国外追放の罰を受けた人が居たら、バレない方がおかしいかもしれない。私が偽名を使うことなく、ここに居られたのもヴィルフリートや聖竜騎士団の皆さんが配慮してくれていたからだったんだ。
……少なくともヴィルフリートは、聖女フロレンティーナの味方ではない。あの天使のような容姿と微笑みには、間違いなく騙されなさそうだった。
「……どうして。もっと早くに、教えてくれなかったんですか?」
それについては、なんだか不思議だった。
「ここに来てすぐのブライスは、俺の言うことなんて、信じなさそうだった。だから、敢えて時間を置いた。それに、庭師見習いの仕事で自信が付けば、ある程度落ち着くと思っていた。別に隠して居た訳ではないけど……ブライスは、今なら話も聞いてくれる」
「あ……」
そういえば、そうだった。私はフロレンティーナから、延々嫌がらせを受け続けて、完全に人間不信になっていた。
けれど、ここで庭師見習いとして認められて、だいぶ自分が戻って来たような気がする。
……少なくともヴィルフリートは、聖女フロレンティーナの味方ではない。あの天使のような容姿と微笑みには、間違いなく騙されなさそうだった。
「……どうして。もっと早くに、教えてくれなかったんですか?」
それについては、なんだか不思議だった。
「ここに来てすぐのブライスは、俺の言うことなんて、信じなさそうだった。だから、敢えて時間を置いた。それに、庭師見習いの仕事で自信が付けば、ある程度落ち着くと思っていた。別に隠して居た訳ではないけど……ブライスは、今なら話も聞いてくれる」
「あ……」
そういえば、そうだった。私はフロレンティーナから、延々嫌がらせを受け続けて、完全に人間不信になっていた。
けれど、ここで庭師見習いとして認められて、だいぶ自分が戻って来たような気がする。