初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「社長、お店へ到着致しました」

「そうか。今日はこのまま帰ってもらって構わない」

「承知致しました。お先に失礼致します」

「運転、ご苦労様。明日もよろしくな」

「承知致しました。明日、またお迎えに参ります」

車をお店の駐車場に停車し、私達は車から降りた。
私達を降ろした運転手さんは、そのまま本当に車を発進させて帰ってしまった。

「美優、お店の中に入ろう」

彼に手招きされたので、彼の後に付いて行った。

「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」

「二名です」

「二名様ですね。お席へご案内致します」

店員さんが席へ案内してくれた。案内された席へ私達は座った。

「ご注文が決まりましたらお呼びください。それでは失礼致します」

店員さんは案内を終えると、その場を去った。
周りを見渡すと、どうやらこのお店は高級レストランのようだ。
一体、いくらするのだろうか。気になってメニューに手を伸ばそうか迷っていたら、先に彼が手に取った。
メニュー表を見ながら、彼は吟味している。

「美優はお酒は飲めるか?」

お酒が飲めるかどうか確認を問いてくるということは、彼はお酒が飲みたいということだろうか。
私はお酒が飲める。あまり度数が高いお酒は飲めないが、彼が飲みたいのであれば飲めなくもない。

「飲めますよ」

「ワインやシャンパンは苦手か?」

「あんまり得意ではないので、少しだけなら…」

「それなら軽めのものにしよう。すみません…」

お酒の確認を終えると、店員さんを呼び、お酒の注文を始めた。
お酒の注文だけをまずは済ませて、店員さんはその場を去り、厨房へと戻った。
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