初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「だよね…。もうどうしたらいいのかわからない…」

峯さんの前なので、本音を漏らした。強気な姿勢でいることに疲れてしまった。

「鈴木さん、無理しないでください。私の前では弱音をたくさん吐いてください」

峯さんが優しく受け止めてくれた。峯さんの優しさに、私はずっと我慢していた涙が零れ落ち、溢れ出した。

「どうしたらいいんだろう…。立ち向かえる勇気も自信もないけど、柊真のことを諦めたくないし、誰にも渡したくない…」

正面から戦いたいとは思えない。絶対に勝てる自信がない。
でも柊真は私と付き合っている。彼が好きなのは私なのであって、私も彼が好きだ。
だからこそ絶対に譲れない。誰にも柊真を渡したくない。

「それでいいんです。鈴木さんが戦う必要はありません。あとは社長にお任せしましょう。鈴木さんは堂々と社長の隣に居ればいいんですから」

相手が強気な姿勢だからといって、私が怯む必要はない。
でも正面から戦う必要はない。相手にしないことが大事だ。

「相手のことなんか気にせずに、私は堂々としていればいいよね」

「その意気ですよ。また辛くなったらお話聞きますので、いつでも頼ってくださいね」

峯さんが背中をそっと押してくれた。そして私に甘えられる場所も作ってくれた。
私はもう大丈夫だ。こんなにも頼もしい仲間がいるのだから。

「峯さん、ありがとう。自分の気持ちを吐き出したら、少しだけ楽になった」

私がそう伝えると、峯さんの表情が和らいだ。峯さんも私のことを心配し、ずっと気を揉んでくれていたのであろう。

「それなら良かったです。お腹空きましたね。今から一緒に夕飯を食べに行きます?」

私を一人にしておくのは心配で。まだ私の傍に居たいと思ってくれたのであろう。
ここは峯さんのお言葉に甘えて、ご飯を食べに行くことにした。
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