欲望と煩悩の狭間で初恋の彼女を愛でる

幸成は車内の室内灯を付けて、宝石店で購入したブレスレットを開けて梨花子の腕に付け、梨花子も幸成の腕に付けあった。

腕を寄せ幸成は写真を撮っていき、2人のツーショットも自撮りで撮っていく。

「SNS は笹本はしてないのか?」

「そうね、アカウントは作ってるけど見る専門だね、鍵垢にしてるし」

梨花子は自分のアカウントを幸成に見せた。

ユキちゃんの写真がアイコンになっている。

「結構フォローもあるけど」

「ユキちゃんを撮って投稿していた時期もあったの、見るのつらくて消しちゃった、写真ホルダーにはあるけどね」

「そういう事か…」

「仙道くんは連絡取れなかったけどSNS は使ってなかったの?」

「モデル時代に少しだけ使ってたけど本名で活動してなかったから多分ばれなかった、連絡先も入ってないからオススメもでなかったと思う、アイコンも顔写真を使ってなかったからな、今は会社のアカウントだけだな」

「バレない事なんてあるの?目立つのに」

「仕事用とプライベートでわけてたからな」

「今も2台持ちなの?」

「そうだな、見る?笹本なら全然見せれるぜ」

幸成はバッグから2台目のスマホを出した。

「いいよ、信じてない訳じゃないから大丈夫」

「俺、今まで何人かと付き合ってきたけど浮気はしたことないから信じて、笹本にとってチャラい基準がわかんないけどさ、結婚したいと思って笹本を選んだから」

「私こそ何も知らないのにチャラいなんて言ってごめんなさい、周りの噂だけ耳を傾けてしまってた」

「ん、わかってくれたらいいよ」

ブレスレットの入っていた紙袋を幸成は足元に置き、梨花子に近づいた。

「目、瞑って…」

梨花子は素直に目を瞑ると、髪の毛を軽く触られビクッとなる。

「ん、目を開けていいよ」

梨花子はゆっくり目を開けるとネックレスが首にかけられていた。
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