欲望と煩悩の狭間で初恋の彼女を愛でる

幸成に絡ませていた腕を外されベッドの上に梨花子は横になった。

「力抜いてていいからな」

「うん」

幸成は梨花子の手を恋人繋ぎのように両手を握った。

梨花子は上目遣いで幸成を見る。

「ふっ、可愛いな」

「恥ずかしい…」

ゆっくり幸成の腰が揺れ始め、梨花子も同じリズムで身体が揺れる。

幸成の動きが早くなり、止まった。

幸成も「うっ…」と声が出ている。

ゆっくり梨花子から離れると梨花子の隣に横になった。

梨花子の下腹部の子宮辺りを優しく手で撫でてくれている。

梨花子も軽くハァハァと呼吸が乱れている。

「梨花子、少し寝ろ」

「…うん」

幸成の手の上に梨花子も手を乗せ目を瞑った。

寝息が聞こえ始めるとゆっくり手を離し毛布をかけ、幸成はシャワーに向かった。



カチャカチャと食器の音と幸成と誰かの声でふと目が覚めた梨花子

毛布と一緒にゆっくりと身体を起こすと幸成の声が聞こえた。

「起きたか?」

「…うん」

「バスローブ置いてあるだろ、それ着てシャワーしてこいな、食事にしよう」

「ご飯?」

「うん、腹減ったからルームサービスを適当に頼んだから」

「今何時?」

「22時」

「えっ!あっ、ごめん、夕食まだだったね、凄く寝ちゃってた」

梨花子はバスローブを着てシャワーに向かったのだった。

急いで出てきて、幸成の隣に座った。

「身体痛くないか?」

「うん、ありがとう(笑)食べよ」

お水で乾杯をして食事を食べ始めた。

「私、何時間寝ちゃったんだろう」

「多分3時間は寝てたかな」

「起こしてくれてよかったのに」

「梨花子が緊張してるのはわかったし、ホッとして眠くなるのもわかってた」

「優しい…」

「大事な人だからな、可愛かったから俺はずっと寝顔を見てた」

「やめて(笑)でもありがとう」

ずっと男性不信だった梨花子にとって大きな壁が崩れたような気がした。

恥ずかしかったけど、初めては幸成で良かったし、これからも幸成がいいと思う瞬間だった。

夕食が終わり、梨花子の方のベッドで2人は身体をくっつけて横になっていた。

「明日はどこに行きたい?」

「そうねぇ…えっ、でも今日は私の行きたい所に行ったから幸成の行きたい所はないの?」

「梨花子と一緒ならどこでもいい、10年東京にいたんだ、どこでも連れて行ってやる」

「明日は東京の…うーんと…やっぱり幸成にまかす」

「何だ(笑)」

「幸成のプレゼンを楽しみにしてるね」

「じゃあ考えておくな」

ちゅっと軽いキスをして2人は眠りについた。
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