欲望と煩悩の狭間で初恋の彼女を愛でる
「幸成、私を見て…私をちゃんと見て抱いてよ、まあ恋愛初心者に言われたくないかもしれないけどちゃんと愛して…今までの人とは違うのよ」
「俺…性欲強めだけどいいか?昨日も全然足りないし、まだ元気だし」
「幸成は昔からチャラいからもう何人もの人を抱いてきたのか知らないけど私で最後ならいいよ」
「それはもちろん」
「これからは2人で煩悩に打ち勝つのよ、1人で悩まないでね」
「わかった」
幸成はコンビニに行ってくるから先にシャワーしていてと告げて部屋から出て行った。
コンビニ?と梨花子は思ったが外から帰ってきてシャワーをしたかったから化粧も落とし、パックをしながら幸成を待った。
幸成が戻ってくると梨花子を窓際に呼んだ。
カーテンを開けると雪が降っていたのだ。
「雪だ〜、地元じゃほとんど見れないもんね」
「寒いけど綺麗だよな、シャワーしてくるからもう少し待ってろな」
「うん」
外の雪を見ていると窓ガラスに幸成の姿が見えた。
幸成はコンビニの袋からプリンを梨花子に渡した。
「ありがとう」
あとはお水と精力剤と避妊具が入っていた。
「酔いは覚めたの?」
「うん、平気」
「あの…私にも限界はあるからね」
「無理はさせないよ、梨花子が好きだからさ」
そう言ってベッドに入るも梨花子は3時間でギブアップをしたのだ。
優しくは抱いてくれたが梨花子は幸成にもう無理と言って寝てしまった。
梨花子の頭を撫でながら
「煩悩か…俺の欲とは」と幸成は呟いた。
次の日の昼前に梨花子は起きると幸成はいなくて…小さなテーブルの上にメモが置かれていた。
“何時になるかわからないが出かけてくる“
どこに行ったんだろう…
梨花子は着替えてホテルのカードキーをフロントに預けて1人で東京を歩いてみた。
元旦の昼なのに人はたくさん歩いている。
田舎とは全く違う風景に梨花子は珍しく少し早足で歩いている。
幸成に誕生日プレゼントを買いたいんだけどなぁ…何がいいかな
こうやって考えていると私って幸成の事を何も知らないんだなぁって思う。
時計も高級なの持ってるし、財布もまだ新しかった。
服は自分のブランドがあるし、香水は好みがわからない
「うーん、お店も飲食店は開いてるけど…」
梨花子はふとおもちゃ屋が目に入った。
お年玉を貰った子供が買いに来ている。
「あっ、これ…」
幸成が乗っているスポーツカーのラジコンを見つけたのだ。
色は違うけど同じ車種よね。
飾るだけでもいいかもとスポーツカーのラジコンを購入した。