欲望と煩悩の狭間で初恋の彼女を愛でる

「どうぞ、たくさん食べてね」

「はい、美味いです、やっぱり地元の魚は最高ですね」

「幸成さん、酒飲む?」

怜士が冷蔵庫からビールを出してきた。

幸成は梨花子の顔を見た。

「いいよ、私が運転して送ってあげるから」

「はい、決まり〜」

プシュっと怜士が缶ビールを開けてコップについだ。

「怜士と呑むのは初めてだな」

「怜士、幸成はお酒強いからね(笑)」

「休みだし家だから今日は飲まして(笑)お祝いじゃん」

怜士は梨花子の結婚が嬉しいのよと母からこそっと聞いたのだった。

夜の10時になると父は自分の部屋へ行き、若者だけがリビングにいた。

「まだ呑む?」

幸成に梨花子は尋ねる。

「もうちょっと…怜士が潰れそう(笑)」

「毛布持ってくる」


ウトウトしながらも幸成に話しかけている怜士はもう目はほとんど開いてなかった。

梨花子が毛布をかけ、幸成は帰ることに…

梨花子の母親の車にスーツケースを積み梨花子の運転で家を教えてもらいながら車を走らせた。

「疲れたでしょ」

「いや、楽しかった、怜士と話してたし、料理も美味かった」

「怜士は幸成に憧れてたからね〜(笑)」

「可愛いヤツ(笑)」

あっという間に幸成の家に着くと幸成は疲れてるから明日はゆっくり休んでいいと言われた。

仕事始めに体を慣らしてと…

「わかった、幸成も休んでね」

「うん、俺の出張が終わったら会おう」

幸成は梨花子を軽く抱きしめ、軽いキスもくれた。

「気をつけろよ」

「うん、またね」

暗い山道をくだり、梨花子は家に帰っていった。


次の日の怜士は完全な二日酔いで1日ぐったりしていて、家族4人でまったりとお正月を過ごしたのだった。
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