欲望と煩悩の狭間で初恋の彼女を愛でる
結婚へ
幸成の考えることはスケールが大きいと梨花子は思った。
「定年後の人とかでも全然いいんだ、地域に人が来てくれれば…なっ」
梨花子は頷いた。
「こういう事業が俺のこれからやりたかった事なんだ」
「うん、素敵な考えだと思う」
やっと幸成のやりたかった事がわかって梨花子はホッとした。
多分ある程度決まらないから私に言えなかった所もあるのかなと。
次の週末には幸成の実家へ梨花子は挨拶に行った。
住職さんには苦労するかもしれないが幸成の事をよろしくお願いしますと言われた。
そして幸成が僧侶の修行をする時期について話し合われたのだ。
幸成のお母様の意見としては出来ることなら早く結婚して子供が授かればまだ自分も動ける時に手伝う事もできるといってくれて、お互いの実家も近いからやり取りも出来るし、仕事と子育てが落ち着いたらでもいいと言われた。
「ありがとう…じゃあ今は遠慮なく仕事を頑張らせてもらう、梨花子もそれでいいか?」
「うん」
結婚式に関しては今は2人は考えていないことをお互いの両親にも伝えた。
住む所は梨花子が通勤に便利なバス停から近く、街中の役所よりは5キロほど離れた賃貸マンションに住むことになった。
2月の大安の日に入籍をして新婚旅行に行くためにまずは東京のホテルに泊まる事に…
東京で1泊してからグァムに行く予定だった。
今年に入ってから両親に挨拶するとバタバタと色んなものが決まっていく。
結婚式の予定がなかったから住居も旅行もスムーズに進んだ。
梨花子もそろそろ春に異動になりそうな感じだというので先に結婚した事を告げておくと産休も取りやすい課に配慮してもらえるかもしれない…まあ福祉士なのでもちろん福祉に係わる課ではあるが。
空港に近いホテルの部屋で2人は抱き合っていた。
「梨花子、ハネムーンベイビーでもいいか?」
「うん、もちろんだよ」
「旅行中、ずっと抱いていたい」
「無理いわないでよ(笑)グァムでも楽しもうよ」
「もちろんだけど、夜は俺の時間な」
「いいよ、幸成大好き…ちゅっ」
「煽んな(笑)激しくするからな」
「んっ、んっ…」
大好きな初恋の人と結婚できて、こんな風に抱いている。
俺に抱かれている時の梨花子は本当に可愛い…
いつも恥ずかしそうに顔を横にそらすと俺は顎を持ってキスを落とす。
「ふっ…んんっ」と声を漏らすと俺はますます興奮して梨花子を可愛がってしまうんだ。
もっと梨花子の奥へ奥へと入りたくなり梨花子を抱くことは俺の煩悩が頭の中でもっと、もっとと激しく動いてしまうんだ。