嫌われ爺さんへの怨み節
美奈子は、秋子と違い怠惰な為、せっかく就職に強い大学を出たものの、

「私、特にやりたい仕事ってないんだよね。不景気だし、どうせいいところに就職なんてムリ。そもそも、そこまで必死で働きたくないもの」

そう開き直り、就活もせず遊んでばかりいた。

秋子は、怠惰で奔放な美奈子に苛立ちを感じながら、それ以上に、子供の頃から選択肢を奪い続け、何よりも、大切な大切な愛犬と生き別れにさせた学への怨念のほうが遥かに強かった。

(あのクソジジイ⋯⋯絶対にゆるさない!)
< 14 / 23 >

この作品をシェア

pagetop