塩対応だった旦那様が記憶喪失になったら、執着溺愛して離してくれなくなりました
周囲には誰もいないとはいえ、外でこんなことをするなんてと戸惑いつつも、レナルドの舌に上顎をくすぐられると背筋がぞくぞくとしてしまう。
気がつけば、ラシェルはレナルドの胸元に縋りつくように身体を預け、甘く濃厚なキスにすっかり溺れてしまっていた。
かなり長い時間キスを交わしていたような気がするが、ようやくお互いの唇が離れるのを感じて、ラシェルは荒くなった呼吸を整えつつ目を開けた。
すぐそばにはレナルドの顔があり、明るい緑の瞳がラシェルを見つめて優しく細められる。思わずぼうっと見惚れかけたが、ハッと我に返ったラシェルは慌てて彼と距離を置こうとした。だが足に力が入らなくて、ふらりとよろめいてしまう。すぐさま差し伸べられたレナルドの腕がラシェルの身体を支えてくれて、そのまま抱き寄せられた。
「キスだけで腰砕けになるなんて、可愛すぎるな」
そう言って、レナルドはラシェルの身体をひょいっと抱き上げた。顔が近いことやしっかりと抱きしめられている体勢が恥ずかしくてたまらないが、一人で立っていられないほどに身体の力が抜けていたことも事実だ。顔が見られなくてうつむいていると、楽しげな言葉と共に、今度はこめかみのあたりに唇を押し当てられた。
「ラシェルはすぐに顔が赤くなるな。そんなところも可愛い」
レナルドは機嫌よさそうに、ラシェルを抱き上げたまま薔薇のアーチをくぐり、四阿へと向かった。
白い屋根の四阿の中は広く、テーブルの上にはすでにお茶の準備が整えられている。
クッションの置かれたベンチの上にラシェルを座らせると、レナルドはその隣に腰を下ろした。ベンチは数人が腰かけられるくらいに大きなものだが、彼はしっかりとラシェルの腰を抱いている。
気がつけば、ラシェルはレナルドの胸元に縋りつくように身体を預け、甘く濃厚なキスにすっかり溺れてしまっていた。
かなり長い時間キスを交わしていたような気がするが、ようやくお互いの唇が離れるのを感じて、ラシェルは荒くなった呼吸を整えつつ目を開けた。
すぐそばにはレナルドの顔があり、明るい緑の瞳がラシェルを見つめて優しく細められる。思わずぼうっと見惚れかけたが、ハッと我に返ったラシェルは慌てて彼と距離を置こうとした。だが足に力が入らなくて、ふらりとよろめいてしまう。すぐさま差し伸べられたレナルドの腕がラシェルの身体を支えてくれて、そのまま抱き寄せられた。
「キスだけで腰砕けになるなんて、可愛すぎるな」
そう言って、レナルドはラシェルの身体をひょいっと抱き上げた。顔が近いことやしっかりと抱きしめられている体勢が恥ずかしくてたまらないが、一人で立っていられないほどに身体の力が抜けていたことも事実だ。顔が見られなくてうつむいていると、楽しげな言葉と共に、今度はこめかみのあたりに唇を押し当てられた。
「ラシェルはすぐに顔が赤くなるな。そんなところも可愛い」
レナルドは機嫌よさそうに、ラシェルを抱き上げたまま薔薇のアーチをくぐり、四阿へと向かった。
白い屋根の四阿の中は広く、テーブルの上にはすでにお茶の準備が整えられている。
クッションの置かれたベンチの上にラシェルを座らせると、レナルドはその隣に腰を下ろした。ベンチは数人が腰かけられるくらいに大きなものだが、彼はしっかりとラシェルの腰を抱いている。