塩対応だった旦那様が記憶喪失になったら、執着溺愛して離してくれなくなりました
ベッドに横になると、すぐにレナルドが抱き寄せてくれる。彼の腕に包まれたまま眠るのは、あたたかくてとても幸せだ。
「キスしてもいい?」
「はい」
眠る前に甘いキスを交わすことも、三日目ともなれば少し慣れてきたように思う。
しっかりと抱きしめられたまま口づけをくり返し、少し息の上がってきたラシェルの顔をレナルドがじっと見つめる。
「ラシェル、今夜は……」
レナルドは語尾を濁したものの、彼が何を言いたいのかは分かる。思わず小さく息をのんだラシェルを見て、彼は眉尻を下げた笑みを浮かべた。
「もう、我慢できない。きみを抱きたい」
「レナルド様……」
「ただ抱きしめて眠るだけじゃ、もう無理だ。きみをもっと愛したい」
「で、でも……あの、レナルド様の体調が」
「鍛錬をしても問題ないといわれているくらいなんだから、平気だ」
ラシェルの顔をのぞき込んだレナルドは、こつんと額をぶつけてきた。
「きみが嫌だというなら、しない。でも、俺の体調を気遣ってくれているだけなら、心配しないで」
「嫌じゃない……ですけど、えっと」
何を言えばいいのか分からなくて、ラシェルは視線を泳がせた。甘いキスのおかげで熱くなった身体は、これ以上の触れあいを求めている。だけど、行為をすることには躊躇いがある。一線を越えてしまったら、もう離れられなくなってしまう。
それに、ラシェルは初夜のあの時しか経験がないのだ。痛みしか覚えていないあの行為を、『仲睦まじい妻』として、幸せそうに受け入れられるだろうか。
「キスしてもいい?」
「はい」
眠る前に甘いキスを交わすことも、三日目ともなれば少し慣れてきたように思う。
しっかりと抱きしめられたまま口づけをくり返し、少し息の上がってきたラシェルの顔をレナルドがじっと見つめる。
「ラシェル、今夜は……」
レナルドは語尾を濁したものの、彼が何を言いたいのかは分かる。思わず小さく息をのんだラシェルを見て、彼は眉尻を下げた笑みを浮かべた。
「もう、我慢できない。きみを抱きたい」
「レナルド様……」
「ただ抱きしめて眠るだけじゃ、もう無理だ。きみをもっと愛したい」
「で、でも……あの、レナルド様の体調が」
「鍛錬をしても問題ないといわれているくらいなんだから、平気だ」
ラシェルの顔をのぞき込んだレナルドは、こつんと額をぶつけてきた。
「きみが嫌だというなら、しない。でも、俺の体調を気遣ってくれているだけなら、心配しないで」
「嫌じゃない……ですけど、えっと」
何を言えばいいのか分からなくて、ラシェルは視線を泳がせた。甘いキスのおかげで熱くなった身体は、これ以上の触れあいを求めている。だけど、行為をすることには躊躇いがある。一線を越えてしまったら、もう離れられなくなってしまう。
それに、ラシェルは初夜のあの時しか経験がないのだ。痛みしか覚えていないあの行為を、『仲睦まじい妻』として、幸せそうに受け入れられるだろうか。