Catastroph
少年が苦痛に悶える。しかし、男たちは容赦はしない。無抵抗の少年を殴り、蹴り、斬り付けた。少年はその暴力を仕方ないと受け入れる。

(僕は、産まれてきたことがダメだから)

数十分後、男たちはゲラゲラと笑いながら小屋を去って行く。小屋の中では、少年は咳き込みながら床に倒れ込んでいた。

忌み子。産まれてきたことが罰。そう少年は毎日言われていた。ここにいなくてはいけない理由は、少年は本当はわかっている。

「僕は、罰をここで受け続けなきゃいけないから……」

傷が痛む中、少年はゆっくりと目を閉じた。



少年が目を開けると、すでに辺りは暗くなっていた。あのまま眠ってしまったらしい。

少年が体をゆっくりと起こすと、部屋の隅に食事が置かれていた。少年はゆっくりと近付く。出されているのはお粥と漬物と味噌汁。いつも変わらない食事内容である。

少年はゆっくりと夕食を食べ始めた。お粥も味噌汁もすっかり冷めている。少年の目から涙が溢れた。

「おいしい……。うん……。おいしい……」
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