夜の月
リビングの扉を開くと、いきなり拳が飛んできた。
バキッ!
っ、、!
「ゔっ、!」
その拍子に床に倒れ込んだ。
そこからは罪への償いの為、父からの暴力に耐えれてたんだ。この時は。
父から暴力を受けている間の母は、何も映していないような目で私と、父をただ見ているだけだ。
最初の頃は、そんな母に助けを求めた。
だけど、求めた結果さらに母は狂い、父の逆鱗に触れた。
この時、いつも言われる言葉が私にとっていちばん辛いことなのかもしれない。
---『なんでお前が、死ななかったんだ!!』
っ、、、。
その言葉を聞く度、思い知らされる、私が犯した罪。
ひたすら、
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、、」
と、狂ったように謝り続けることでしか私の存在意義はない。
そう、この日、
お姉ちゃんの命日だけが両親が唯一私、
神谷 朝陽(カミヤアサヒ)じゃなく、
神谷 夜(カミヤヨル)自身を見てくれている時だ。