夜の月


----「....んっ、」


ふと目を覚ますと、見知らぬ天井が最初に見えた。


え、


何処ここ、辺りを見回すとどうやら私はベッドに寝かされていたようだ。


それにしても広いベッドだな、、4人は余裕で眠れそうなぐらい大きいベッドだった。


意識が完全に浮上すると、自分の身体になにか巻きついているような気がする。


気になって目だけを動かすと、


「っ、」


月に照らされた、透き通るような肌と髪、しっかり閉じられた瞼はあの漆黒の目は、隠れている。



...え?


どーゆうこと?何この状況。


なんで?


あまりにも見つめすぎたのか、その男がゆっくりと瞼を
持ち上げ、こちらをじっと見てきた。


っ、、!


「起きたのか」


「....。」


私の頭に浸透するような、心地いい低音がその薄い唇から発せられた。


「また、だんまりか?」


何か言わなくちゃいけないのに、上手く声が出せない。


「チッ、」


ビクッ、


怒らせてしまった。


「っ、ご、ごめんなさいっ、、」


ただひたすら謝ることしか出来なかった。


男の反応が怖くて、必死に目を瞑った。


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