夜の月
それから倉庫について、見たこともない顔の翡翠が女の子を抱えて中に入って行くもんだから、下っ端達はそれはもう滑稽だった程だった。
そして、翡翠のとこの専属の医者を呼び女の子を診てもらったら、やはり熱があったようだった。
それで今にいたるというわけだ。
そういえばずっと気になってたことがあったから、俺は唐突に尋ねた。
「夜ちゃん、どうしていつもフードを被ってるんですか?」
この質問が、いけなかったのかもしれない。