想いはいつか、本物になる。〜契約結婚脱出までの私たちの365日〜
仕事を終えて帰宅すると、珍しくリビングに凱斗さんの気配を感じた。
なんとなく顔を見たくないような気がして、玄関でもたついてしまう。
「蒼羽、帰ったのか?」
なかなか入ってこない私を不思議に思ったのだろう。愛用している上下揃いのスウェットに着替えて、すっかりリラックスした表情の凱斗さんが顔を出した。
「おかえり」
「ただいま……」
「遅かったな、食事は?」
「まだです」
彼について、リビングへと入る。部屋の中にふわりといい香りが漂っていた。
「ポトフ作ってるんだけど、一緒に食べないか」
「凱斗さん、食事まだなんですか?」
壁の時計は、すでに午後十時を指している。
「待っててくださったんですか?」
「ごはん一緒に食べるんだろ?」
凱斗さんがいたずらっぽい笑みを浮かべる。
「はい!」
私は、大きく頷いた。
凱斗さんお手製のポトフは、お野菜がごろっと大きくて、でもしっかり味が染みていて、疲れた体にじんわりとしみ込んだ。
「どう? 初めて作ってみたんだけど」
なんとなく顔を見たくないような気がして、玄関でもたついてしまう。
「蒼羽、帰ったのか?」
なかなか入ってこない私を不思議に思ったのだろう。愛用している上下揃いのスウェットに着替えて、すっかりリラックスした表情の凱斗さんが顔を出した。
「おかえり」
「ただいま……」
「遅かったな、食事は?」
「まだです」
彼について、リビングへと入る。部屋の中にふわりといい香りが漂っていた。
「ポトフ作ってるんだけど、一緒に食べないか」
「凱斗さん、食事まだなんですか?」
壁の時計は、すでに午後十時を指している。
「待っててくださったんですか?」
「ごはん一緒に食べるんだろ?」
凱斗さんがいたずらっぽい笑みを浮かべる。
「はい!」
私は、大きく頷いた。
凱斗さんお手製のポトフは、お野菜がごろっと大きくて、でもしっかり味が染みていて、疲れた体にじんわりとしみ込んだ。
「どう? 初めて作ってみたんだけど」