想いはいつか、本物になる。〜契約結婚脱出までの私たちの365日〜
「うわっ! なんだ、麻衣か……」
「私で悪かったわね~。なに、旦那さまとけんかでもしたの?」
フライトから戻ってきたばかりらしい。制服姿の麻衣が背後に立っていた。
「けんかならまだよかったんだけどね……」
けんかどころか、凱斗さんと話しさえできていないのだ。
ここまで捕まらないと、せっかくの決心が鈍りそうで怖い。
「なんなのよ、ため息ついて。悩み事なら聞こうか?」
「麻衣……」
なんだかんだ言って、麻衣は友人思いで優しい。
私は、その麻衣のことも騙してるんだよね……。
でもそんなことも、あともう少しだ。
凱斗さんに告白して、ちゃんと振られて結婚も同居も解消する。
全てが終わったら、麻衣に真っ先に話そう。
お父さんやお母さん、福岡の親戚もみんな悲しむだろうけれど、その時は「うまくできなくてごめんなさい」って、精神誠意謝れば、きっとわかってくれるはず。
「今は大丈夫。でも、もう少ししたら話すから、その時は聞いてくれる?」
「何なの改まって。なんか怖いわね……」
「私で悪かったわね~。なに、旦那さまとけんかでもしたの?」
フライトから戻ってきたばかりらしい。制服姿の麻衣が背後に立っていた。
「けんかならまだよかったんだけどね……」
けんかどころか、凱斗さんと話しさえできていないのだ。
ここまで捕まらないと、せっかくの決心が鈍りそうで怖い。
「なんなのよ、ため息ついて。悩み事なら聞こうか?」
「麻衣……」
なんだかんだ言って、麻衣は友人思いで優しい。
私は、その麻衣のことも騙してるんだよね……。
でもそんなことも、あともう少しだ。
凱斗さんに告白して、ちゃんと振られて結婚も同居も解消する。
全てが終わったら、麻衣に真っ先に話そう。
お父さんやお母さん、福岡の親戚もみんな悲しむだろうけれど、その時は「うまくできなくてごめんなさい」って、精神誠意謝れば、きっとわかってくれるはず。
「今は大丈夫。でも、もう少ししたら話すから、その時は聞いてくれる?」
「何なの改まって。なんか怖いわね……」