たい焼きの頭としっぽ〜歳の離れた弟を育てていたら、幼なじみの御曹司俳優までお世話することになりました〜
やっぱり。
やっぱり、拓真だなって。

あり得ないくらい、真面目で。
私に対しても、そうで。

そりゃあ、嬉しいに決まってる。
だから、笑ってる。

でも、だからこそ、すぐ一人で背負いこんじゃう人だって。分かってるから。

違うことは違うよって。言っておきたい。

だから、私は笑いを押し殺した。
拓真の言葉を遮った。

「ねえ?」
「……ん?なんだ?」

拓真は、まだ俯いたまま。

でも、私は、気にしない。
一人で喋る。

「身体がすべてじゃないって、言葉で十分通じ合えるんだって、拓真が、教えてくれたけどさ。でも……んー、なんていうかな」

何と言えば、この気持ちは、そっくりそのまま伝えられるんだろう。

少し考える。
ふと視線が落ちる。

肉棒がある。
拓真の指で、薄い膜が、スルスル被さっていく。

ちゃんと大きくなってる。
ちゃんと反りたっている。

私は、一つの気持ちでいっぱいになる。

「やっぱりさ、嬉しいもんだよ?」

拓真の肉棒が、薄い膜にすっぽり包まれた。
拓真は、根元に手を添えたまま。

何も言わない。

俯いたまま。
しばらく、そのままだった。

でも、小さく、こう言った。

「挿れたい……らしい……」

やっぱり。

あまりにも、その通り過ぎて。
私は、また一人で笑ってる。

「もーう、だから、最初からそう言いなって?ね?」

拓真は、ようやく顔を上げた。
私は笑顔で、うんうんと、うなづいてみせた。

わかってくれた。みたい?

また、拓真の頭しか見えなくなる。
拓真は、タイツの中心だけを見ている。

もう、そこはビリビリに破けてる。

でも、その破けにまた両手をかける。
ぐーっと引き裂いた。

破けはさらに大きくなった。
ショーツが大きく見える。

ショーツを捲られる。
入り口が顔を出す。

なんだか、スースーする。

だって拓真は、ずっとそのまま。
ジーッと見ている。
何もしない。

だから、もう、私から動いた。

拓真の首に手を回した。
腰を浮かせた。

拓真の先端が、私の入り口に引っ付く。
クチュッと音を立てる。

ぞくっと、身体が震えた。
脳内にも、ものすごい物質が分泌されてる。

「んっ……このまま?座れば良いの?」
「ああっ……」

拓真の声も、聞いたことのない。
喉の奥から出てきたみたいな。

低い低い声。

私は視線を、ふと上げる。

顔をギュッと顰めてる。
歯を食いしばってる。
首に筋が浮き出てる。

私は、分かった。

ああ、拓真はまだ、我慢してくれてるんだって。
早く、早く、解放してあげないと。

私は、また視線を落とした。
まだ、先っぽが嵌ってるだけ。

だから、弾みをつけるように、腰を少しだけ浮かせた。

「クチュッ」

そんな音を出しながら。

ちょっとだけ。
ほんの少しだけ、嵌りが浅くなる。

そのとき。

腕をかじっと掴まれた。

拓真を見た。

眉をうんと顰めて。
こめかみから、ツーっと一筋の汗を流しながら。
私を心配してくる。

「急ぐな……な?ただでさえ、慣らしてないんだから」

声も絶え絶え。
無理矢理、絞り出したみたいな。

でも、私は違う。

まだ、全然平気。

痛くもない。
なんなら、悦んでる。

脳みそがずっとうっとりしてる。
腰も、勝手にうねってる。

中から、愛液まで溢れてきた。
太ももをツーっと伝っていく。

私は拓真と一緒に、気持ち良くなりたいのに。

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