結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
これ以上の話は不要だと言わんばかりに、シオドアは立ち上がる。
「あ、旦那様。リンダさんのところに行くのであれば、明後日は泊まりで不在になると伝えておいてください」
「明後日? 泊まり……?」
まるで心当たりがないようなシオドアの態度に、私は大きくため息をついた。
「明後日はポーレット公爵家から晩餐の招待を受けているのです。私たちが新婚旅行にも行かないから、お義母様たちが心配していらっしゃるのですよ。まさか、それまで欠席するとか言いませんよね?」
と言ってはみたものの、シオドアのことだから頭が痛い、お腹が痛い、とにかく体調が悪いと言って、断りそうで怖い。
「あぁ。晩餐の件は覚えている。だが、泊まりというのは……」
「時間が時間ですから。お義母様が部屋を用意するから泊まっていきなさいと」
もちろん用意される部屋は新婚夫婦のための部屋だから、私とシオドアは同室になるわけだ。
「もし、どうしても帰りたいというのであれば、旦那様のほうからお義母様にお断りしてくださいね」
シオドアが公爵夫人に弱いのは知っている。なんだかんだで、母親の言うことはきくのだから、意外と素直な面もあるらしい。
「あ、旦那様。リンダさんのところに行くのであれば、明後日は泊まりで不在になると伝えておいてください」
「明後日? 泊まり……?」
まるで心当たりがないようなシオドアの態度に、私は大きくため息をついた。
「明後日はポーレット公爵家から晩餐の招待を受けているのです。私たちが新婚旅行にも行かないから、お義母様たちが心配していらっしゃるのですよ。まさか、それまで欠席するとか言いませんよね?」
と言ってはみたものの、シオドアのことだから頭が痛い、お腹が痛い、とにかく体調が悪いと言って、断りそうで怖い。
「あぁ。晩餐の件は覚えている。だが、泊まりというのは……」
「時間が時間ですから。お義母様が部屋を用意するから泊まっていきなさいと」
もちろん用意される部屋は新婚夫婦のための部屋だから、私とシオドアは同室になるわけだ。
「もし、どうしても帰りたいというのであれば、旦那様のほうからお義母様にお断りしてくださいね」
シオドアが公爵夫人に弱いのは知っている。なんだかんだで、母親の言うことはきくのだから、意外と素直な面もあるらしい。