結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
それはお互いさまだと割り切るしかない。
「ところで、リンダさんは離れでどういった生活をしているかって、聞いているかしら?」
この屋敷の中で働く者同士の情報網は、私自身、把握しきれていないほど綿密に繋がっているらしい。
「そうですね。一応、奥様の友人という立場ではありますが……気づいている人は気づいているかと……」
リンダとの関係を隠そうとはしていないシオドアのことだから、そう思われてしまうのも仕方ない。
どうせなら、いっそのこと私の友人として側に置くという案も考えたが、シオドアが「余計なことをするな」と怒るのが目に見えている。
とにかくリンダは、私の友人で話し相手ということで通しているが、常識ある者からしてみれば、そんなのがただの口実だとすぐにわかる。
「だったら、よい機会なのかも」
「何がですか?」
私の言葉を拾ったエマが、身を乗り出してくる。
「ところで、リンダさんは離れでどういった生活をしているかって、聞いているかしら?」
この屋敷の中で働く者同士の情報網は、私自身、把握しきれていないほど綿密に繋がっているらしい。
「そうですね。一応、奥様の友人という立場ではありますが……気づいている人は気づいているかと……」
リンダとの関係を隠そうとはしていないシオドアのことだから、そう思われてしまうのも仕方ない。
どうせなら、いっそのこと私の友人として側に置くという案も考えたが、シオドアが「余計なことをするな」と怒るのが目に見えている。
とにかくリンダは、私の友人で話し相手ということで通しているが、常識ある者からしてみれば、そんなのがただの口実だとすぐにわかる。
「だったら、よい機会なのかも」
「何がですか?」
私の言葉を拾ったエマが、身を乗り出してくる。