結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
執務席の前に立つシオドアは、威圧的に私を見下ろしてきた。
「仕方ないわね」
売り言葉に買い言葉ではないけれど、私だって素直にシオドアの言うことを聞くわけではない。チクリと嫌みを口にしてから、マダムコールからの請求書をつきつけた。
「これは、どういうこと?」
私の言葉にうながされて請求書にチラリと視線を向けたシオドアだが、大げさなほどに肩を上下させてため息を吐いた。
「どういうことだと? リンダのためにドレスを買った。それだけだ」
「でも、これ。予算化されていないわ。私やあなたの衣装は交際費として予算化しているけれど、残念ながらリンダさんの分はないのよ」
「だったら、君の予算からまわせばいい」
「そうしたいのはやまやまだけれど……もう、予算がないのよね」
私も大げさなくらい肩をすくめて見せる。ないものはない、出せないものは出せないと、それを伝えたつもりだが。
「だったら、他の予算をまわせばいいだろう? 余っているところから費目流用すればいい」
「仕方ないわね」
売り言葉に買い言葉ではないけれど、私だって素直にシオドアの言うことを聞くわけではない。チクリと嫌みを口にしてから、マダムコールからの請求書をつきつけた。
「これは、どういうこと?」
私の言葉にうながされて請求書にチラリと視線を向けたシオドアだが、大げさなほどに肩を上下させてため息を吐いた。
「どういうことだと? リンダのためにドレスを買った。それだけだ」
「でも、これ。予算化されていないわ。私やあなたの衣装は交際費として予算化しているけれど、残念ながらリンダさんの分はないのよ」
「だったら、君の予算からまわせばいい」
「そうしたいのはやまやまだけれど……もう、予算がないのよね」
私も大げさなくらい肩をすくめて見せる。ないものはない、出せないものは出せないと、それを伝えたつもりだが。
「だったら、他の予算をまわせばいいだろう? 余っているところから費目流用すればいい」