結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
ポーレット公爵家に嫁いだイレーヌであれば、公爵家の収支に関する情報を目にする機会もあるだろう。なにより、学園で優秀な成績をおさめた彼女だからこそ、ポーレット公爵もそこに期待して、シオドアの相手にと選んだはず。
「でも、公爵の罪を暴いたら、ぼんくら息子と結婚しているイレーヌ夫人も、ただではすみませんよね?」
ポーレット公爵の爵位ははく奪されるだろう。それだけのことを彼はやらかしているのだ。
「だから、イレーヌ夫人とぼんくら息子を別れさせてからじゃないと、何もできないですよね?」
シオドアと結婚している状態であっても、ヴェリオンが助けに入ればなんとでもなるのだが、セリウスが言うように、別れていたほうが都合はいい。
「叔父上がイレーヌ夫人を奪ってくれればいいんですけど……」
そこまで言う息子に、ヴェリオンは苦笑するしかない。
「一応、叔父上がトリアスへ行く前にも、僕、言ったんですよ? 叔父上が動かないなら、僕がイレーヌ夫人を奪うって」
「ほう? それでアーヴィンはなんと?」
「めちゃくちゃ怒られました。だから、王族特権の略奪婚について教えておきましたよ。父上は、わざと叔父上には教えなかったんですよね? 叔父上、王族特権について何も知らなかったみたいですし」
「でも、公爵の罪を暴いたら、ぼんくら息子と結婚しているイレーヌ夫人も、ただではすみませんよね?」
ポーレット公爵の爵位ははく奪されるだろう。それだけのことを彼はやらかしているのだ。
「だから、イレーヌ夫人とぼんくら息子を別れさせてからじゃないと、何もできないですよね?」
シオドアと結婚している状態であっても、ヴェリオンが助けに入ればなんとでもなるのだが、セリウスが言うように、別れていたほうが都合はいい。
「叔父上がイレーヌ夫人を奪ってくれればいいんですけど……」
そこまで言う息子に、ヴェリオンは苦笑するしかない。
「一応、叔父上がトリアスへ行く前にも、僕、言ったんですよ? 叔父上が動かないなら、僕がイレーヌ夫人を奪うって」
「ほう? それでアーヴィンはなんと?」
「めちゃくちゃ怒られました。だから、王族特権の略奪婚について教えておきましたよ。父上は、わざと叔父上には教えなかったんですよね? 叔父上、王族特権について何も知らなかったみたいですし」