結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
第七章
1.
シオドアの件を相談しようと、私はポーレット公爵家へと向かった。
「やぁ、イレーヌ。久しぶりだね、元気にしていたかい?」
「ご無沙汰しております、お義父様」
通された応接室で、挨拶を交わした後、私は早速本題に入った。
「実は……お義父様に折り入って、ご相談がございます」
「どうした? あらたまって」
義父は笑みを浮かべているが、目の奥は私を観察するかのような鋭さを感じた。
「シオドアのことです」
私がシオドアの名を出せば、ポーレット公爵も身体を折って、身を寄せてくる。
「離れに愛人のリンダさんを住まわせているのですが……」
私が切り出したところで「あぁ、そんなことか」と、公爵はソファの背もたれに身体を預けた。
「愛人の一人や二人で、文句を言うものではないよ」
まるで私を宥めるような穏やかな声。やはり義両親も、シオドアが愛人を住まわせているのを知っていたのだ。
「やぁ、イレーヌ。久しぶりだね、元気にしていたかい?」
「ご無沙汰しております、お義父様」
通された応接室で、挨拶を交わした後、私は早速本題に入った。
「実は……お義父様に折り入って、ご相談がございます」
「どうした? あらたまって」
義父は笑みを浮かべているが、目の奥は私を観察するかのような鋭さを感じた。
「シオドアのことです」
私がシオドアの名を出せば、ポーレット公爵も身体を折って、身を寄せてくる。
「離れに愛人のリンダさんを住まわせているのですが……」
私が切り出したところで「あぁ、そんなことか」と、公爵はソファの背もたれに身体を預けた。
「愛人の一人や二人で、文句を言うものではないよ」
まるで私を宥めるような穏やかな声。やはり義両親も、シオドアが愛人を住まわせているのを知っていたのだ。