結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「時間がもったいないから、イレーヌさんの分だけでも決めてしまいましょう」
幸いなことに、シオドアの母でもある公爵夫人は常識的な人で、息子の素行の悪さには頭を悩ませているらしい。
そんな愚痴を聞きつつ、私はドレスを選び始める。色やデザイン、そして布地の種類や装飾など。
仕立屋からは次から次に「こちらはどうでしょう?」とカタログやサンプルを見せられ、目移りしてしまうほど。迷っていれば、公爵夫人が助言を与えてくれる。
どうしてこの母親からシオドアのような人間が生まれたのかと不思議に思うくらいだが、逆に考えればシオドアももう少し大人になれば、私に寄り添ってくれるようになるのだろうか。
ある程度衣装が決まったところで、公爵夫人が「休憩にしましょう」と声をかけてくれた。
と、そのとき、やっとシオドアが姿を現したのだ。
「何をやっているのよ、シオドア」
夫人がそう言いたくなるのもよくわかる。シオドアはいかにも今、起きましたといわんばかりの格好、いや、身なりは整っているものの目の下に深い隈ができていた。
幸いなことに、シオドアの母でもある公爵夫人は常識的な人で、息子の素行の悪さには頭を悩ませているらしい。
そんな愚痴を聞きつつ、私はドレスを選び始める。色やデザイン、そして布地の種類や装飾など。
仕立屋からは次から次に「こちらはどうでしょう?」とカタログやサンプルを見せられ、目移りしてしまうほど。迷っていれば、公爵夫人が助言を与えてくれる。
どうしてこの母親からシオドアのような人間が生まれたのかと不思議に思うくらいだが、逆に考えればシオドアももう少し大人になれば、私に寄り添ってくれるようになるのだろうか。
ある程度衣装が決まったところで、公爵夫人が「休憩にしましょう」と声をかけてくれた。
と、そのとき、やっとシオドアが姿を現したのだ。
「何をやっているのよ、シオドア」
夫人がそう言いたくなるのもよくわかる。シオドアはいかにも今、起きましたといわんばかりの格好、いや、身なりは整っているものの目の下に深い隈ができていた。