頻発性哀愁症候群
そして、友達一人作れない私は、さらに寂しさに苛《さいな》まれる。

私は、急いでスクールバッグの中に手を突っ込んだ。

スクールバックの中には、スクールバッグの三分の一を占めるほどの大きさの可愛らしい女の子のキャラクターのぬいぐるみ。

私は急いで、ぬいぐるみと手を繋ぐ。



大丈夫、寂しくない。寂しくないから。

 
そう心の中で言い聞かせて、この感情が少しでも過ぎ去るのを願うのだ。

どうして、私はこんな病になってしまったの?
 
「寂しさ」など無くても困らない感情のはずだ。

何故、寂しいかと問われても答えられない。

ただ何処か寂しくて堪らないのだ。 
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