もう一回言って
そのうち、一生懸命に謝ってくる涼ちゃんに笑ってしまい、涼ちゃんに怒られてしまうのであった…。
「…なぁ、桜叶」
「ん?」
ご飯を食べ終わって、二人でリビングでテレビのバラエティ番組を観ていた時、涼ちゃんが口を開いた。
「一年前のことさ…まだ引きずってんのか」
「…。なんで。今」
「最近、俺のクラスの桜叶に告ったやつが言ってんだよ。好きな人がいるからって断られたって。本当は…」
「告白の断る理由に使ってるだけ。意味はないから」
涼ちゃんの言葉をさえぎって言う。
一年前のあの時のことは、思い出したくもないくらい辛いこと。
「そうかよ」
涼ちゃんは、それだけ言ってテレビ画面に目線を移してしまった。
嘘をつくのは辛いけど、それ以上にあの時のことのほうが辛いから。
次の日からも涼ちゃんはいつも通りに接してくれたし、気にするなとも言ってくれた。
だけど全然私の目を見てくれないし、ご飯食べ終わったらすぐに自分の部屋に行ってしまうようになった。
「それは、桜叶も悪いんじゃない」
「ですよね…」
昼休み。友達の彩と食堂でご飯を食べてる時に涼ちゃんのことを相談すると、すぐにそう言われてしまった。
私だって、わかってる。
「黒崎君はさ、桜叶のことが心配だったんだよ。突き放す言い方はしなくてもよかったんじゃないの」
「…気づいたら、口に出てたの。涼ちゃんが傷つくの、わかってたのに…」
視界が滲む。
「たださ、黒崎君は桜叶が昔のこと言いたくないってわかってるでしょ、きっと。そこはお互い様だよ」
背中を優しく叩いて元気出せ、と言ってくれる彩。
私は…いつも人の優しさに甘えてばかりだ。涼ちゃんのことだって…涼ちゃんに甘えていた。
「…なぁ、桜叶」
「ん?」
ご飯を食べ終わって、二人でリビングでテレビのバラエティ番組を観ていた時、涼ちゃんが口を開いた。
「一年前のことさ…まだ引きずってんのか」
「…。なんで。今」
「最近、俺のクラスの桜叶に告ったやつが言ってんだよ。好きな人がいるからって断られたって。本当は…」
「告白の断る理由に使ってるだけ。意味はないから」
涼ちゃんの言葉をさえぎって言う。
一年前のあの時のことは、思い出したくもないくらい辛いこと。
「そうかよ」
涼ちゃんは、それだけ言ってテレビ画面に目線を移してしまった。
嘘をつくのは辛いけど、それ以上にあの時のことのほうが辛いから。
次の日からも涼ちゃんはいつも通りに接してくれたし、気にするなとも言ってくれた。
だけど全然私の目を見てくれないし、ご飯食べ終わったらすぐに自分の部屋に行ってしまうようになった。
「それは、桜叶も悪いんじゃない」
「ですよね…」
昼休み。友達の彩と食堂でご飯を食べてる時に涼ちゃんのことを相談すると、すぐにそう言われてしまった。
私だって、わかってる。
「黒崎君はさ、桜叶のことが心配だったんだよ。突き放す言い方はしなくてもよかったんじゃないの」
「…気づいたら、口に出てたの。涼ちゃんが傷つくの、わかってたのに…」
視界が滲む。
「たださ、黒崎君は桜叶が昔のこと言いたくないってわかってるでしょ、きっと。そこはお互い様だよ」
背中を優しく叩いて元気出せ、と言ってくれる彩。
私は…いつも人の優しさに甘えてばかりだ。涼ちゃんのことだって…涼ちゃんに甘えていた。