青い青い空

 畳み掛けてくる否定の言葉に、心が脆くなる。


「じゃあ聞くけど、なんでできると思ったんだよ」

「だ。だって、昔はちゃんと。できてたから」

「それは結衣子(ゆいこ)さんが生きてた頃の話だろ」


 急に出てきた母の名前に、ひゅっと喉の奥が萎む。


「お前なんか、家族じゃない」

「よい、くん」

「そう思ってんだろ。気付いてないと思ったわけ」

「わ、わたし。そんなこと……」

「はっ。何泣きそうな顔してんの。自業自得だろ」

「……っ」

「流石は欠陥人間。顔はできても涙は出ないのな」


 どうして、頑張れるだなんて思ったんだろう。こんなにも、心は離れているのに。


「……ごめん。なさい……」


 いつの間に、こんなに離れて行ってしまったのだろう。


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