泡のような世界で君と恋をする
私は、正直に頷いた。

「うん。でも」
「一人じゃなかった」

カインが、静かに言う。

「それが、境界を越えた理由だな」

ルシアは、少し離れた場所で、その様子を見ていた。

王としてではない。
介入もしない。

ただ――
見届ける。
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