泡のような世界で君と恋をする
「ルシアー……様?」

……様?呼び捨て?
わからない。けど今はそれどころじゃない。

「澪……?」

その声に、思わず息が緩む。
よかった、いた。

「どうしたんだ?こんな所で」

「えっと……お願いがあって。
お風呂に入りたいんだけど、連れてこられたままで、服もなくて……」

言いながら、自分でも図々しいと思った。
でも、背に腹は代えられない。

ルシアは一瞬だけ考えてから、静かにうなずいた。
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