泡のような世界で君と恋をする
「あぁ。わかった。案内しよう」

「え……いいの?」

「構わない」

その姿は人の形ではなく、尾を持つ姿だった。
急いでいたのかな……。

「ありがとう」

「ここだ。好きに入るがいい。着替えは後で置いておく」

そう言って、彼女はその場を離れた。

「よし……入ろう」

扉を開けると、広くて静かな入浴場が広がっていた。

「わ……すごい」

シャワーを使うと、ふわっとフローラルな香りが立ち上る。
知らない香りなのに、なぜか落ち着いた。
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