泡のような世界で君と恋をする
身体を洗い終えて湯に浸かると、
白く濁ったお湯がゆっくりと身体を包む。

「あぁ……きもちいい……」

その時だった。

(おい、やめろって!)
(セリオも、ミルルも……!)

……声?

気のせい?
そう思いながら、そっと音のする方へ近づく。

「……!?」

そこには、見覚えのある影。

「なぁ、なんか視線感じない?」
「「思った」」

まずい。
気づかれた。

「出てきなよ。誰?」

少し怒ったセリオの声。
でも、この状況で出ていけるわけがない。
< 32 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop