泡のような世界で君と恋をする
「澪、下がれ!」

ルシアが声を張り上げる。

王として。
守る側として。

だが、私は動かなかった。

「……違う」

苦しさに、声が震える。

「拒まれてるんじゃ、ない……」

膝が、崩れる。

それでも、私は前を見た。

「境界が……迷ってる」

全員が、息を呑む。

「私を、どう扱えばいいか分からない」
「人間だけど、拒む理由が足りない」

ルシアの目が、大きく見開かれる。
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