泡のような世界で君と恋をする
「ここは、海底王域。君がいた場所とは違う世界だ」

 言い方が、あまりにも淡々としていて。
 頭が追いつかないまま、胸の奥だけがざわついた。

「……私、どうなるの」

 聞いた瞬間、情けなくて泣きそうになる。

「生きる」

 それだけ。

 安心させる言葉でも、希望でもない。
 ただの事実。
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