君に捧げるアイラブユー
東は来ない。きっと呆れてる。面倒くさいって思われたかもしれない。嫌われたかもしれない。
その考えに行き着いた瞬間、胸の奥がずしんと重くなった。
嫌だ。東に嫌われるのだけは嫌。怒られるより、無視されるより、呆れられるより、東の中でどうでもいい存在になるのが一番怖い。
「はぁ……もう、全部私が悪いから東に合わせてください、神様……」
机に突っ伏したまま、私はぼそぼそと天に懺悔した。悪いのは全部私です。
彼女でもないくせに嫉妬して、勝手に傷ついて、勝手に怒って、挙句の果てには“もう東とは教室行かない!”なんて怒鳴って。
なんであんなこと言っちゃったんだろう。
「私は、すぐりが悪いとは思わないけどね」
三木がポテチを食べながらさらっと言った。私はのろのろ顔を上げる。
「そお?」
「だって、好きな人のこと知りたいって思うのは当たり前でしょ?すぐりは勇気出して聞いたのに、そんな態度取られたら怒るのも無理ないよ」
「……でも、ただの友達にそんなこと言われても……って感じなんじゃないの?」
口にした瞬間、胸がずきっと痛んだ。