君に捧げるアイラブユー
“ただの友達”
自分で言ったくせに苦しくなる。
私は全然“ただの友達”じゃいられてない。東のことで毎日一喜一憂して、少し優しくされただけで期待して、他の女の子と話してるだけで落ち込む。
「バカだな、すぐりは!」
突然、三木が大きな声を出した。びくっと肩が跳ねる。三木はやれやれって顔でこっちを見ていた。
「東にとってのすぐりが、ただの友達なわけないだろ!」
「えっ!?」
「そんな思わせぶりなことしといて友達だっていうんなら、あいつはサイコパスだ!」
サ、サイコパス……?
あまりにも強い言葉に目を丸くする。するとヒートアップした三木が机をダンッ!と叩いた。
周りの何人かがびっくりしてこっちを見る。でも三木は気にしない。
そのまま身を乗り出して、私にびしっと人差し指を向けた。
「いい?すぐり。絶対東のこと許しちゃダメ!」
「えぇ!?」
「あっちが話しかけてくるまで待つの!今度はこっちが振り回してやるんだから!」
その勢いに押されて、私はぱちぱち瞬きをした。