君に捧げるアイラブユー
「どうしよう、三木。なんか緊張するね?」
「すぐり、東のことばっか考えて、全然ゴミ拾ってないじゃん」
「そんなことないですー。拾ってますー」
「それ拾ってるって言わないからね」
「うるさいなあ」
私は慌ててトングを振り回し、カチカチ、と意味もなく音を鳴らす。
するとその時だった。
「あれ?西宮?」
聞き慣れた声が耳に届く。
今の声――。
振り返る。そこにいたのは、待ちに待った東だった。
さっきまで遠くにいたはずなのに、気付けばすぐ後ろまで来ている。
少し汗をかいた額。首元にかかったタオル。ラフに背負ったリュック。いつもと同じ顔なのに、どうしてこんなにかっこよく見えるんだろう!?