君に捧げるアイラブユー



……別に、そんなつもりじゃなかったんだけどな。でも、東からしたら無視されてるって感じたんだ。

そう思っただけで、なんだか変に嬉しくなる。


だってそれって、東が私のこと気にしてたってことでしょ?探してくれて、見つからなくて、こうしてわざわざ追いかけてきてくれたってことでしょ?



心臓なんてさっきからずっと壊れそうなくらいうるさい。



「……別に、無視してるつもりはないし」



頑張って平静を装ったけど、声がちょっと震えた。


だめだ。東の前だと全然余裕持てない。東はそんな私をじっと見つめている。その視線だけでまた落ち着かなくなる。


見ないでほしい。いや見てほしい。どっち。自分でも分からない。


緊張をごまかしたくて、私は慌てて自販機のほうを向いた。



「えっと……どれにしようかな……」



別に飲みたいものなんて考えてない。ただこのドキドキを誤魔化したかっただけ。


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