君に捧げるアイラブユー

君が分からない




あれから、すぐに教室に戻った。


自販機に行ったはずの私は結局何も買わずに戻ってきてしまっていて、手ぶらのまま席に座った瞬間、

三木が「ジュースは?」って不思議そうに顔を上げた。



あ、そうだ、私さっき自販機行ってたんだったって今さら思い出すくらいには、頭の中が完全に東で埋まっていた。


どう説明しようかなって一瞬迷ったけど、迷う時間すら無駄な気がして、私はそのまま全部話してしまった。


自販機の前で東に会ったこと、頬を触られたこと、「一緒に帰ろう」って言われたこと、その全部。


話してる途中で自分でも「いやこれやばくない?」って思うくらいには内容が少女漫画すぎて、でも現実に起きてるのが一番怖い。


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