君に捧げるアイラブユー



東が、わからない。さっきの言葉は本物?嫉妬って言ったのも?あの距離の近さも?


全部、夢みたいにふわふわしてて、どこまで本気なのか分からないのに、期待だけが勝手に膨らんでいく。



今、多分ね、いいムードだったと思うんだよ。さすがにさ、さっきの流れ、ちょっとはそういう空気だったと思うんだよ。



ねえ待って、もしかして私のこと好きなのでは!?って、頭のどこかが勝手に結論出しそうになってるのに、その直後に東はさらっと「じゃ、行こっか」なんて言うから、全部リセットされたみたいになる。



他愛もない話をしながら歩く帰り道が、どうしようもなく楽しいのが余計に悔しい。


さっきのドキドキがまだ残ってるのに、普通の会話してるだけで嬉しくて、笑ってしまって、気づいたらもう家の前だった。


え、早すぎない?時間、飛んだ?



まだ、離れたくない。なのに口に出せない。


< 151 / 355 >

この作品をシェア

pagetop