君に捧げるアイラブユー

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学校に戻って、HRもほんの3分ほどであっという間に終わってしまった。



「すぐり、本当に大丈夫?」



三木が覗き込むように私の顔を見てくる。その視線がまっすぐで優しくて、胸の奥が少しだけチクリとした。心配してくれてるのが分かるからこそ、余計に申し訳なくなるし、でもその優しさに甘えたくもなる。

遠足の日なのに部活があるらしくて、そんなことを当たり前みたいにやっている三木を、素直に尊敬する。



「大丈夫だよ、三木!元気!」



そう言いながら笑ったつもりだった。ちゃんと笑えてたかな、変じゃなかったかな、声が震えてなかったかなって、言った直後からもう自分のことばかり気になってしまう。

でも、今度はたぶん、うまく笑えたと思う。そう思いたいだけかもしれないけど。

三木は「そう?」と少し安心したような顔をして、それを見た瞬間、私もようやく少しだけ息ができた気がした。

ああ、よかった。


三木を部活に送り出して、私はひとりで帰る準備を始める。

下駄箱で靴を履き替えているとき、ふと頭の奥に引っかかっていたことが急に形を持って浮かび上がった。

そういえば私…結局、東にお礼言えてない。

待って、それって普通にやばくない?

自分で自分にツッコミを入れたくなるくらい、今さらすぎる事実。これってもう恋とか以前の問題で、人としてどうなのってレベルじゃない?


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