君に捧げるアイラブユー
君とあの子
「ねぇ、突っ立ってないで隣座りなよ」
その言葉を聞いた瞬間、心臓がどくん、と大きく跳ねた。
状況が状況だ。頭の中はぐるぐると回り続けていて、何が起きているのか上手く整理できない。
理解が追いつかないまま、私はただ目の前にいる美少女――南野さんを見つめていた。
どうして私なんだろう。どうして呼び出されたんだろう。そんな疑問ばかりが浮かんでは消えていく。
昼休みだった。いつもと変わらない昼休み。
三木と一緒にお弁当を食べ終えて、机の上に雑誌を広げていたところだった。
『西宮さん、ちょっと話があるんだけど』
不意にかけられた声に顔を上げた瞬間、私は固まった。そこに立っていたのは南野さんだったから。
一瞬、本気で聞き間違いかと思った。だけど彼女の視線は間違いなく私に向いていて、周囲もざわついていた。
『え、私?』
三木が不安そうに私を見る。