君に捧げるアイラブユー



三木はスマホを取り出してカレンダーを開いていて、その動きをぼんやり目で追っていると、

「あ」と小さく声を出したまま画面をこちらに向けてきた。



「再来週の、金曜日?」

「あ!」


遠足!


そうだ、完全に忘れてた。

遠足といっても遊園地とか観光地とかじゃなくて、清掃ボランティアをしながら山をハイキングして、途中でゴミ拾いをして、お昼は班ごとにカレーを作るという、体力も協調性も試されるちょっと変わった課外授業みたいなものだ。



普通なら「めんどくさい」で終わる行事かもしれないけど、今の私には全然違って見える。



「クラス違うし、班も違うけど…結構アリじゃない?」

「…超アリ」



ねえこれ、もしかして、かなりチャンスなのでは?


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