君に捧げるアイラブユー
「すぐり、私、力になりたいよ」
三木のまっすぐな瞳が私を見つめている。その瞳に映る私はきっとひどい顔をしていた。泣きそうで、情けなくて、どうしていいか分からなくなっている顔。
教室だというのに、また涙が出そうになった。
危ない。ここで泣いたら本当に心配をかけてしまう気がして、慌てて俯いた。
どうしよう。どうしたらいいんだろう。
東のこと。南野さんのこと。自分の気持ち。全部が絡まっていて整理できない。考えれば考えるほど分からなくなる。
気付けば私はぽつりぽつりと話し始めていた。三木なら聞いてくれると思ったから。いや、聞いてほしかったのかもしれない。一人で抱えるには重すぎたから。
私はさっき階段であったことを全部話した。
南野さんは中学の頃から東を好きだったこと。そして、もう二回も告白して振られていること。話しながら何度も胸が苦しくなった。言葉にすると現実になる。南野さんがどれだけ東を好きだったのか改めて突き付けられる気がした。
「二回も……?」
三木が目を丸くする。私は小さく頷いた。
「しかも中学からずっとなんだって……」
それくらい好きだったんだ。南野さんは。それなのに届かなかった。それなのに東は振り向かなかった。