君に捧げるアイラブユー



「……北見のことが好きって……なに?私、そんなこと言った……?」



声が震える。自分でも分かるくらい震えている。

ねぇ、東。私、そんなこと言ったことないよね……?どういうこと?何を見てそう思ったの?


東は答えない。ただ私から目を逸らしている。その横顔を見た瞬間、胸の奥がぎゅうっと締め付けられた。

意味が分からない。なんで目を逸らすの?なんでこっちを見てくれないの?

ねぇ、東。見てよ。お願いだから。今だけはちゃんと私を見てよ。私はずっとあなただけを見てきたのに。



「……っ……私が好きなのは北見じゃないっ……!」



気付けば叫ぶように言っていた。抑えられなかった。ここまで来て、まだ勘違いされたままなんて嫌だった。そんなの絶対嫌だ。



「私が好きなのはっ……」



喉が痛い。胸が苦しい。涙が溢れそうになる。だめだ。泣きたくない。笑って言うつもりだったのに。今日こそちゃんと伝えようって決めた時、もっと違う未来を想像していた。


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